東日本大震災・原子力災害伝承館の開館日が決まりました。(双葉の ふるさと 震災を 知って 忘れず 伝えよう)


福島県浜通り双葉町に整備中の震災伝承施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」の開館日が決まりました。開館日は2020年9月20日(日)です。

近隣には双葉町産業交流センターも整備されるほか、近隣には浪江町と双葉町にまたがる国の整備する福島復興祈念公園もそれに合わせて一部供用される予定です。

お問い合わせはこちらまで。→ https://www.fipo.or.jp/news/10430

東日本大震災・原子力災害伝承館
東日本大震災・原子力災害伝承館

東日本大震災・原子力災害伝承館 

電話:0240-23-4402 (双葉の ふるさと 震災を 知って 忘れず 伝えよう)

Mail:archive@fipo.or.jp


「津波フラッグ」で伝達 海水浴場で避難訓練/岩手・陸前高田市


岩手県陸前高田市の広田海水浴場(大野海岸)で、2020(令和2)年7月7日海岸の清掃と新しい津波フラッグを用いた避難訓練が行われた。参加したのは広田小学校の生徒、県立高田高校の海洋システム科の1年生から3年生、そして地元住民の皆さん。大野海岸は2011(平成23)年3月11日の東日本大震災により地盤沈下。その後発生した津波により防潮堤も破壊され砂浜も流失。壊滅的な被害を受けたが、その後復旧工事が進められ、2018(平成30)年に8年ぶりに海開きが行われた。2019年の夏はよく海岸へ行ったものだ。その海岸も今年は新型コロナウイルスの影響により、海開きは見送られた。が、今年6月から気象庁が導入し、全国で採用された「新しい津波フラッグ」避難で避難訓練と海岸清掃が行われたニュースでした。

動画ニュース映像はこちら → https://news.ibc.co.jp/item_39947.html

忘れてはいけない。もうひとつの「津波」。藤沼湖決壊と平和池水害


福島県須賀川市長沼地区にそのダムはあった。農業用の藤沼ダム。正式名称は藤沼貯水池。長年の水不足解消のため昭和12年に着工。 12年の歳月を経て終戦直後の昭和24年に完成。地元では「藤沼湖」と呼ばれ親しまれていた。平成22年3月11には農林水産省の「ため池百選」にも選ばれた。それから1年後の平成23年3月11日。東日本大震災によりダムは決壊。貯まっていた約150万トンの水が、土砂や木材を巻き込みながら、もの凄い勢いで下流にあった集落を襲った。死者7人、行方不明者1人、流失もしくは全壊した家屋19棟、床上床下浸水家屋55棟。記事には昭和26年7月に、京都府亀岡市で発生した平和池水害の「平和池水害伝承の会」から寄贈を受けたキキョウのストーリーが刻まれている。キキョウは亀岡市ゆかりの戦国武将明智光秀の家紋としても知られているそうだ。そのキキョウ5本を植樹し、二つの大災害が紡ぐ縁を育むとともに、教訓の継承に向けて決意を新たにしたという。慰霊碑も令和3年3月11日に設置を予定し、震災から10年の節目となる来年3月11日に完成・除幕式を行う予定だ。


震災の身元不明者、9年3ヵ月ぶり判明 石巻の99歳女性


震災で身元不明だった女性の身元が、宮城県石巻市南浜の阿部きうさん=当時(99)だったことが9年3ヶ月ぶりに判明とのニュース。記事に目を通すと今回見つかった阿部さんは自宅から、十数キロ離れた入り江のがれきの中から見つかったらしい。宮城県警によると、その後周辺で見つかった他の遺体の情報から、南浜地区周辺で被災したと推定され、南浜の行方不明者の情報や、複数の親族のDNA鑑定、遺体の骨格を基に作った似顔絵などを手掛かりに、身元を特定したとある。記事には身元判明の手がかりとなった、一枚の似顔絵も掲載されている。似顔絵と言えば、自分は書き手が証言や証拠をもとに、想像力を頼りに描くものかと思い込んでいたが、今回のケースはご遺体の骨格を基に、かつての面影を再生したということが、記事をよく読むとそう書いてあった。東日本大震災・原子力災害伝承館のスタッフの中には、元警察官などもいて聞いてみると、そういう手法もあるそうで、実際の写真と似顔絵が本当によく似ている。これで宮城県内で見つかった震災に伴う身元不明遺体は、7体となったようだ。インド隊が女川町で行方不明者の捜索を行った際にも、行動を共にした宮城県警察。息の長い捜索が一人でも多くの身元不明者の身元の判明に結びつき、本来帰るべき場所へ帰れることを強く望むばかりだ。ちなみに、阿部きうさんの住んでいた石巻市南浜3丁目は、石巻南浜津波復興祈念公園そば、一昨日投稿した「南浜つなぐ館」や「がんばろう石巻」の看板があるまさにその場所。9年と3ヶ月を経て。。。おかえりなさい。

がんばろう石巻
がんばろう石巻 https://goo.gl/maps/PwsYtcJSYe9gm8iV9

宮城石巻|震災伝承スペース「南浜つなぐ館」オンライン語り部の会スタート


宮城県石巻市南浜の震災伝承スペース「南浜つなぐ館」は新型コロナウイルスの影響により、休止していた公開語り部会が6月27日を再開した。再開に際してはビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用したシステムもスタートした。来月7月以降もこのサービスは継続して行うという。次回以降の語り部会の情報は「南浜つなぐ館」のフェイスブックページhttps://www.facebook.com/ganbappe/や、運営母体である「3・11みらいサポート」のホームページhttps://311support.com/learn311/tsunami_museumで確認できる。現地参加・オンラインとも参加無料で予約不要とのことです。

南浜つなぐ館公開語り部会
南浜つなぐ館公開語り部会(イメージ)

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館がVR映像を期間限定で公開|バーチャル気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館


気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は13日、「バーチャル気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」をオンラインで公開すると発表しました。コロナ禍などで影響を受けた伝承館を全国および世界へ配信。震災伝承の新たな試みです。期間は令和2年6月13日(土)から令和2年12月31日(木)まで。なお、VR映像鑑賞にはVR専用ゴーグルもしくはVRメガネが必要です。


月命日(双葉町産業交流センター)


今日6月11日は東日本大震災から9年3ヶ月目の月命日。福島県は双葉町の被災伝承・復興祈念ゾーンに整備中の①福島県復興祈念公園②アーカイブ拠点施設③産業交流センター④海岸堤防・海岸防災林のうち、③の産業交流センターが新型コロナウイルスの影響により、今夏オープン予定が、今秋オープンに変更となった。双葉町によると産業交流センターは地上4階建鉄骨コンクリート構造で、売店や会議室、町民の一時帰宅や滞在、交流の促進などの用途が想定されており、隣接する②アーカイブ拠点施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」との連携も期待される。なお、②アーカイブ拠点施設の伝承館も、新型コロナウイルスの影響により、今夏オープンが今秋オープンに変更となっている。ちなみに、同センターが立地する双葉町大字中野字高田地区は、津波被災地でもあるため、津波避難ビルの機能も併せ持つ。双葉町産業交流センター→ https://www.futaba-fukkou.jp/archives/2601

双葉町産業交流センター
双葉町大字中野字高田地区に整備中の「双葉町産業交流センター」外観(2020.5.12撮影)

平成31年度東日本大震災女川町追悼式


東日本大震災から8年。平成31年3月11日(月)午後2時より東日本大震災女川町追悼式が、今年も女川町総合体育館大体育室にてしめやかに執り行われました。当日は強い雨模様の中、在京インド大使館からはサンジャイ・クマール・ヴァルマ駐日インド全権大使の代理として、ラージ・クマール・シュリヴァスタバ首席公使が、昨年度に引き続き来町されて、代表献花に臨まれました。会場に到着するまでの間に、地元の小さなカフェ「おちゃっこクラブ」に立ち寄り、地元の方々から当時の地震と津波の様子や、津波ご遺族の方々のお話に耳を傾けていらっしゃいました。また、震災当時のインド国家災害対応部隊NDRFの、女川町での活動をよく知る、おちゃっこクラブオーナー岡裕彦さんからは、当時のお話をうかがうとともに、インド隊に対して感謝の言葉もいただきました。

  • 追悼式中継
  • 代表献花
  • 平成31年度東日本大震災女川町追悼式

いよいよ3月10日(日)開催|仙台防災未来フォーラム2019

プレゼンテーション|大規模災害時における国際緊急援助隊の役割|言葉と文化の壁を越えて―東日本大震災インド国家災害対応部隊NDRF女川町での救援活動を中心に―|仙台国際センター@15:50-16:40


いよいよ3月10日(日)開催|仙台防災未来フォーラム2019

大規模災害時における国際緊急援助隊の役割|言葉と文化の壁を越えて―東日本大震災インド国家災害対応部隊NDRF女川町での救援活動を中心に―

プレゼンテーションは@15:50-16:40|仙台国際センター展示棟会議室3-A| フォーラム全体の詳しい情報は 仙台防災未来フォーラム2019ホームページ / 仙台防災未来フォーラム2019フェイスブック をご参照ください。

『言葉と文化の壁を越えて。。。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた女川町。インドから初めて日本へやって来た46名の救助隊員たち。現場で実際にあった出来事を中心に、国際緊急援助隊の役割、災害時通訳のあり方、何をどのようにすればよかったのかなど、当時を振り返りながら、今後の防災・減災について考えます。』

プレゼンター( 元インド隊NDRF災害時通訳兼コーディネーター)

國學院大學研究開発推進機構学術資料センター共同研究員 平本謙一郎 

インド大使館ヴィヴェーカナンダ文化センター職員 渡邊太一

予定


月命日(東日本大震災八周年追悼式について)


2月11日は東日本大震災から数えて7年11ヶ月目の月命日。来月で8年目を迎える。それに際して、 日本政府は平成31年㋀22日に 「東日本大震災八周年追悼式の実施について」閣議決定した。

開催日は平成31年3月11日(月) 。開催場所は例年通り 国立劇場。開催趣旨は『東日本大震災は、被災地域が広範に及び、極めて多数の犠牲者を出すとともに、国民生活に多大な影響を及ぼした未曽有の大災害であったことから、発災8年を機に、国として、被災者を追悼する式典を開催するもの』としている。詳しくは下記の内閣府ウェブサイトをご参照ください。(2019/02/11時点では詳細は後日掲載予定とのことです。)
https://www8.cao.go.jp/tsuitou/tsuitou.html

以上、内閣府ウェブサイトより一部加工加筆および抜粋。

なお、それぞれの被災自治体の追悼式については、おのおのの自治体の情報を参照されたい。