心の復興へ 女川さいがいFM閉局から1年


今年3月27日で女川さいがいFMが閉局して1 年。当時パーソナリティーだった木村太悦さんの特集が、翌28日FNN系列ニュースで放送された。木村さんとは少なからずご縁がある。以前、國學院大學金華山女川スタディーツアーで語り部をしていただいたこと。昨年のナマステin女川では総合司会を務めていただいたこと。そして、すべては6年前の今日、30日にインド隊によって木村さんの亡父が発見されたことにさかのぼる。

あの日から2年後の5月3日。金華山航路再開セレモニー会場だった女川観光桟橋の上で、木村さんと初めてお会いした時のことを、いまでも鮮明に覚えている。木村さんと会う前に木村さんのお父様はタクシーの運転手だったと、女川さいがいFM代表からは聞いていた。また、震災当時の目撃者の話ではタクシー運転手だったお父様は、津波の来る直前まで浜から内陸部の高台へ、非難する人を乗せて、何度かピストン輸送をしていたという。しかしながら、最後は津波に飲まれてしまう。一方の木村さん、そしてお母さんは九死に一生を得て、避難所の総合体育館へ。そこで、木村さんは不思議な体験をするのだが、そのエピソードはまた別の機会に。

とにかく、現在は女川みらい創造(株)の一員としても、新たな一歩を踏み出した木村さん。今年3月13日シーパルピア女川で元気そうな姿をお見かけしたが、5月4日に予定されている第2回ナマステin女川での再会を楽しみにしている。

 


投稿者: Kenichiro Hiramoto

平本 謙一郎 神奈川県出身 國學院大學経済学部経済学科卒 / 國學院大學大学院文学研究科文学専攻高度国語・日本語教育コース博士前期課程修了 國學院大學研究開発推進機構学術センター共同研究員 元在日インド大使館日本語講師 前岩手県復興局震災津波伝承課いわてTSUNAMIメモリアル解説員(日・英) 現公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構企画事業部事業課東日本大震災・原子力災害伝承館勤務兼2020年4月東日本大震災・原子力災害伝承館兼慶應義塾大学大学院政・メ研究科後期博士課程在籍 東京消防庁上級救命技能認定証 Kenichiro Hiramoto From Kanagawa Pref, JP, Bachelor of Economics, Kokugakuin Univ., Japanese Applied Linguistics, M.A., Graduate School of Kokugakuin Univ. Collaborative Researcher of Kokugakuin Univ. Organization for the Advancement of Research and Development, Former Japanese Instructor of EOI, Tokyo. Working for Iwate Prefectural Government, Bureau of Reconstruction as an Official Guide Staff for Iwate TSUNAMI Memorial Museum in Iwate. Belonging The Great East Japan Earthquake and Nuclear Disaster Memorial Museum and Japan-India Institute, SFC Keio Univ. Grad School PhD course at present. Tokyo Fire Department Advanced lifesaving skill certificate

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